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ようこそ2020年

旦那が1年の総括をしていたので私もやろう、と思っていたら年が明けました。あけましておめでとうございます。2019年の総括と共に、2020年の目標などを書いていきます。2019年にあった大きなことたち①大元帥展〜俺の元帥はООだ!〜はじめてモデル展をやりました。私は人に恵まれすぎているなと常々思うのですが、まさに、そんなイベントとなりました。展示終了直後からかなりご迷惑なゴタゴタがあったので、当時コメントを全く出せなかったことだけが悔しいです。みんなにすぐ、ちゃんと、お伝えしたかったなぁ…自分の冠を付けたタイトルに人を巻き込むことが怖くて避けていたのですが、ひとつの後悔もありません。大変大変大変楽しかったです!東京在住なのに名古屋で開催をすることを疑問に思われた方もいらしたようですが、私にとってGallery40以外での開催は有り得なかったこと、きっと来てくださった方ならわかっていただけたかと思います。参加してくださった皆さんが、来てくださった皆さんが私の宝物だよ。様々な展示、写真、作品を、なかなかに長くこういう場にいるのでたくさん見てきました。写真を撮る私、写真に写る私、展示をする私、お客さんの私などなど、私の中にはたくさんの私がいるけれど、そのたくさんの視点から展示、写真、作品を見て毎度気にするのは「この人は本当にこれが作りたくて、撮りたくて、展示したくてしたのだろうか」「この人は人に作品を展示を見てもらう意味をきちんと考えたのだろうか」ということです。写真だけじゃなく、絵でも音楽でも立体でも同じことを気にします。なんとなく、分かっちゃうよね、湧き出るものがあるのかどうかや、幾度も思案したかどうかは。元帥展の私が大変満足してる点は何よりそこなんです。自分(たち)と元帥だから魅せられるもの、伝えられること、突き詰められるもの、みんなたくさん考えてくれたし、一緒に考えさせてくれた。どの作品も、作り手はあなたでないといけなかったし、モデルは私でないといけなかった。何度思い返しても、私だからそう思うのかもしれないけれど、そうとしか思えない展示になったことが、やっぱり私の宝物です。本当にありがとう、みんなだいすきだ。②さよなら東京5年間いた東京高円寺から地方へ引っ越しました。私は東京がだいすきでしたし、高円寺ほど好きな街は今後も出てこない気がします。今でも高円寺に帰ると「あーやっぱり好きだな」と思いながら歩きます。もうふらりとうどんもパッタイもタイラーメンも生パスタもクレープもインドカレーも焼き小龍包も食べられないなんて…ふらりと入った古着屋で運命の出会いができないなんて…日々日常にそれらがあったことはとっても贅沢なことだよね。東京には何でもあるから、そのたくさんあるものはあまり目に入らなくて、人に目がいくんです。それがとっても好きでした。出会うことさえできれば、私とあなた以外に何もいらないところが、東京の良いところです。人が愛しくて仕方がない私には打って付けの街でした。そこにいられたから、より周りの人を愛しいと思えるようになりました。相手のことを本当に良いと思おうが悪いと思おうが肯定できるのは私の良いところです。でもそればかりしているのは、ちょっと疲れてしまったかもしれない。私が受け入れ難い思想を持ってる人を日々肯定し続けるのは、本当は苦しいのに、麻痺しているのかもしれない。と思っていたら、はちゃめちゃにご迷惑な方々のおかげで東京に居続けることに身の危険を感じはじめたので、思い切って離れてみることにしました。不便なことも慣れないこともまだまだたまにあるけれど、新しい場所は海も山も川も砂丘もある良いところです。夜も眠らずお酒を飲んで、長く長くおしゃべりをして、クリアでふわふわした脳を抱えて、気が付いたら迎えてしまっていた朝を私がとても愛していたことを、たまには思い出させてくれると嬉しいな。さよなら東京、またね。③結婚しました!Toshio Takahashiと結婚しました。スピード婚です。結婚報告やお付き合いしてるよ報告をした際のみんなの反応がまちまちで楽しかったです(笑)テレビ電話で報告したらタイムラグだと思われて信じてもらえなかったり、冗談だと思われたり。逆に知ってたー!って言われたり。中でも印象的だったのが、はせおさんといなばさんの言葉。2人とも「言霊だね」と言ったんですよね。そうだよね、言霊なんですよね。私たちはここ数年、冗談で「元帥が30歳になったときにお互い相手がいなかったら結婚しよう」「最後の砦」とずっと言い合っていて、それは「恋人としてどうかはともかくとして、あなたとなら家族になれる気がするから」だったんです。恋人として好きになってしまうのも、とっても早くて自分でも笑ってしまったけれど、当たり前なんですよね。もともと人として大好きだからずっと一緒にいたんだもの。2人の言った「言霊だね」という言葉と共に、その後続けられた「言葉にし続ければ叶う、君らは冗談だって笑ってたけど、本当にしたくないことはそう簡単に口から出せないよ」「こうなると思ってた、時間とタイミングだけの問題だった。だってあんなに口に出し続けて、本当にならないわけがない」という言葉を大事にして生きていきたいです。はせおさんといなばさんだけじゃなく、私たちを大事にしてくれていた方々に恥ずかしくないように。恋愛事では散々悩まされてきた私ですが、旦那を良い男と思い直し続けて今を迎えるためにそれらがあったと思えばむしろ感謝したいくらいです。そして、みんな今まで旦那の魅力に気付かないでいてくれてありがとうな!という気分でもある。喧嘩をすることもありますが、日々お互いを愛することを大事に生きていきたいですね。今後ともよろしくお願いします。あーあ、早く帰ってこないかなぁ(元旦ですが旦那は仕事です、さみしい~)というわけで2019年私の中で大きかったなーというイベントを振り返ってみました。怒涛の1年でした。でもそんな私を、私は愛しています。2020年の大きなイベントとしては、結婚式がございます。ここで念を押しておきますが、10月18日に私たちの住処近辺で行いますので、身に覚えのある方は空けておいてくださいね。披露宴と二次会という名のパーティです。もし、身に覚えはあるけど本当に呼ばれるだろうか…と思ってる人は連絡ください。2020年10月18日(日)ですよ!!!!!!!さて、続いて本年の目標をいくつか挙げておこうかと思います。2020年の目標①魔女活動をする本当ならもっと早く本腰を入れる予定だったの…化粧水などのことです。元帥展のときにも少しさわりだけやらせていただいたのですが、今でもときおり肌や生活についてや化粧水をどうしたらよいのかなどの質問をいただいたりするので、今度はお勉強会みたいな形で開催できたらなと思っています。私にとっては、化粧水をどうするのかも今日の晩ご飯をどうするのかも今日の夕焼けが綺麗だったことも、全部同じことなので、それらを上手く伝えていけたらいいな。②立版古をもっと作る先日のGallery40黄白展示合戦で出していた作品は所謂立版古というものです。実は立版古や飛び出す絵本はずっとやりたかったことで、組み上げた瞬間に「私の中の全部が、まさに全部になった!」と思いました。久々の感覚です。展示としてずっと模索していたインスタレーション、撮影地を作り込むだけでは足りなかったりすること(技術や時間やお金も含みます)、デジタルでなら絵を描けること、手を動かして組み上げること、セルフポートレート、お話しを作ること、今まで少し散り散りになっていたけど「同じ」と思っていたものたちが、全部「同じ」ところに集まった!私にとっては、誰に何と言われようがそれらは同じことだったから、目に見える形で「同じ」と示せるものが出来たのは、とても素晴らしいことでした。この感覚を忘れたくないので、もっともっと作っていきたいなと思っています。③旦那の機嫌に左右されないこれが目下1番の課題です…一生の課題でもある。旦那は疲れているとイライラしがちになるんですが、私がまたそこにふと火に油を注いでしまうことも多く、よく喧嘩になります。大概私の話し方は旦那には伝わりにくい話し方で、余計にイライラさせてしまうので私は途中から伝えることを諦めます。旦那に怒られるのも怒鳴られるのも嫌われるのも怖いですし、私が我慢した方が早いと思ってしまうから。私はそこで言われたことをニコニコしながらしばらくずっと引きずり続け、だんだん疲弊していく。これがいつものパターン。今も引きずり続けています。例えば、音楽の好き嫌いで喧嘩してもうひと月以上経っていますが、今でもその件の音楽はエイヤ!とめちゃくちゃ気合いを入れないと聴けないです。あんなに好きだったのに。性格上1度されたことは大きな恨みにはならないものの一生覚えてるので、聴けなくなってしまった音楽を本当に同じ気持ちで再び聴くのはもう無理です。もう同じことを起こしたくないし、そもそも喧嘩だってしたくないのですが、私の話し方も、自分の思いを伝えることを諦める癖も、ニコニコしながら一生覚えてることも、大丈夫じゃないのに笑って大丈夫と言う癖も、なかなかなおせるものでもないので、イライラに左右されないことから頑張ります。というか喧嘩した内容を思い出してうずくまって動けなくなったりするのが大体、何故か洗濯機の前なんですよね…なので前よりお洗濯に時間がかかってるんですよ…なにその謎の時間ロス…(笑)何より一緒にしあわせになりたいから結婚したので、時間をかけてでも克服していけたらなと思っております。がんばるぞー!それではみなさん、2020年も素敵なことで溢れることを願っています。嫌なことや苦しいことは一旦置いて、またそれらを思い出したときに笑えるようになっていきましょうね。今年も私は私を愛するので、あなたもあなたを愛してね。

ムスメプロフィール

幼少期は母や祖母の影響で植物に親しむ。読書と音楽とお絵描きが好きな子どもだった。肌が弱く、母の手製のケア用品を使っていた。自分でスキンケアをするようになってからは、母と一緒に主にキッチンにあるものを用い作るようになる。高校時代にフィルムカメラを手に入れたことにより、写真を撮るようになる。当時流行っていたトイカメラやトイデジを用い写真を撮り、またコスプレイヤーとしても活動をしていた。2012年名古屋にて、魔法少女元帥の名で創作写真ユニット「marshaloop」として活動開始。セルフポートレート(自撮り)を交えた写真作品制作を開始。女性2人によるセルフポートレートであること、ストーリー性のある写真、コミュニケーションと空間を意識した立体的な展示が人気となり、徐々に活動の場を広げる。(現在活動休止中)上京後、2015年よりソロ活動を開始。セルフポートレートをメインに、marshaloopのストーリー性や立体展示を引き継いだ写真展示を行う。また、様々なアートフォトにモデルとして出演。2017年、元帥 栞に改名。大学時代は服飾とデザインを学び、パターンメーキングを専攻。写真と音楽を続けながら、骨格の研究に勤しむ。2013年大学の友人とアパレルユニット「へんてこ荘」を立ち上げる。アクセサリーを中心に制作していたが、2016年より衣服の制作を開始。同年には展示受注会を開催する。その経験を活かし、写真・映像作品等でスタイリングを担当している。また、ロゴ・チラシ等のデザイン制作も行う。学生時代は写真・音楽・服飾等様々な活動に励むが、卒業後うつ病を発病。起き上がることもできなかったが、母の手助けのもと、日々を大切にする暮らしに立ち返ることで徐々に回復する。上京後にうつ病を再発させるが、この際は母に教わっていた料理によって回復。食材を選び、適した調理を丁寧に行うということが、食事そのもの以上の救いになった。この件により、母から受け継いだ生活が自分にとって不可欠なのだと気付く。その後都内の喫茶店にて料理長を務める。そこでの料理が人気となり、さらに料理研究に励むようになる。イタリアンの調理法に感銘を受け、研究の末「料理は浸透圧」という結論に達する。食材本来の旨味を楽しむための調理を心掛けている。今後は、母から受け継ぎ発展させてきた「気持ちよく息をするために」行っていることを講座やSNSを通じて発信する。1991年生まれ、名古屋育ち。東京都在住だが、予告なく月の半分以上を名古屋か西宮のどちらかで過ごすことも多いため、友人からは「神出鬼没の元帥」と呼ばれるように。食材オタクで、とくに野菜の栄養素や水分量を調べるのが趣味。世界の宗教や神話や文化が好きで、ケルト国とエジプトの神話や文化にやたら詳しい。日々好きなアイドルを愛でることに余念がない。

ママプロフィール

華道の師範である母のもと、庭に咲く花で色水を作って遊ぶなど幼少期から植物に親しむ。中学時代は料理研究家のバーバラ寺岡氏に感銘を受け、自然素材を使用した健康法や美容法を実践。自然を傍に感じる毎日だったが、就職後はバブル時代の流れに乗り、都市型の生活を満喫する。20代で結婚。夫の転勤先の倉敷で、自然と共に暮らす人たちを見て、その確かさを再確認。自身が慣れ親しんだ暮らしに立ち戻ることを決意する。また、子どものアトピーのケアにも自然療法を取り入れる。30歳のとき母ががんを患う。手術後の心身の不調がアロマテラピーで劇的に改善。その様子に衝撃を受け、アロマテラピーを学び始める。36歳で資格を取得。名古屋の自宅で講座を始めると、瞬く間に人気教室となる。さらに「先生の暮らしぶりを知りたい」との声があがるようになり、ナチュラルクッキングやキッチンコスメなど暮らしを楽しむ講座も開講。受講生は途切れることなく、19年間で延べ1万人以上を指導する。一方で、プライベートでは家事と育児を一手に引き受け、心身は疲弊。その辛さを先輩ママに救われ、自らもママたちに寄り添う存在になりたいと思うようになる。50歳で自身の子宮体がんが発覚。手術は成功したもののセルフケアの余裕もないほどの不調に陥り、心配した娘が焚いてくれたラベンダーの香りに救われる。香りの偉大さを再確認するとともに、自分が大切に紡いできた暮らしぶりが娘に受け継がれていたことを実感。また、病気に向き合う中で、肩の力を抜いて生きるためのカギは、自然の流れに逆らわないことだという結論に達する。ここから、よりいっそう無理のないていねいな暮らしを心がけるようになる。今後は、アロマテラピーの枠にとどまらず、長年の経験を通して得た暮らしの知識と哲学を、ママたちが自分を楽にする処方箋として提供していく予定。現在も、香西家の暮らしぶりを講座やSNSを通じて発信し続けている。 1964年岡山県生まれ。兵庫県西宮市在住。2人の子どもは独立し、現在は夫と愛犬との3人暮らし。料理が趣味。レストランで食べた美味しいものは、再現せずにいられない。食器も好きで、日本の作家の作品を少しずつ集めている。日々の癒しは、ミニチュアピンシャーのあずきとたわむれること。