緑のダイヤ、青山椒のオイル漬け

こんにちは、

KOZAismのムスメの方、元帥 栞です。


見て!かわいいでしょ~!

青山椒です♡

先月の帰省中に見つけて、

先月のうちにちりめん山椒とオイル漬けにしてあります。


山椒といえば茶色い「粉山椒」ですが、

あれは秋口以降の山椒。

春先には「木の芽」と「花山椒」、

夏の山椒は、きれいな緑色の「青山椒」、

日本の山椒は一年を通して楽しめる日本のスパイス!

緑のダイヤやジャパニーズペッパーなんて名前で海外での人気も高いそうです。


ちなみに中華料理で使う山椒は「花椒(ホワジャオ)」、

日本の山椒とは違う種類の植物!

食べ比べると分かるのですが、香りや辛味が全然違うんです。

花椒たっぷりの麻婆豆腐、美味しいよねぇ…

唐揚げに花椒塩、かけたくなるよねぇ…


青山椒は4~5月から出回り始め、時期によって使い方も変わってきます。

初旬の青山椒は実が柔らかく辛味もマイルドなため、

ちりめん山椒などの佃煮に適しています。

中旬以降は実が硬くなり辛味が増してくるため、

すりつぶして使うのに適しています。


私が入手した青山椒は初旬と中旬の間くらいかな…?

両方イケるのでは…?

ということでちりめん山椒もオイル漬けも作ったのですが、

今手に入る青山椒は確実に中旬以降のものなので、

今回は

青山椒のオイル漬け

のレシピをご紹介!


【材料】

青山椒…適量

油…適量


油はこめ油、オリーブオイル、ごま油がおすすめ!

私はオリーブオイルで作りました。


【作り方】

①青山椒の小枝を取り除く。

(軸は残っていても大丈夫ですが、気になる方は取り除いてください)

②よく洗い、沸騰したお湯で5~10分茹でる。

③ざるにあけ、水にさらしておく。ときどき水を替える。

(水にさらす時間が長いほど辛味が和らぎます)

④キッチンペーパーで水気をしっかり切る。

(辛いのが好きな方はここで青山椒を軽く潰し、乾かします)

⑤保存容器に青山椒を入れ、ひたひたになるまで油を入れたら完成!

(油はお好きな量で!青山椒の4倍位までなら入れても大丈夫)


2~3時間後くらいから食べられますが、

1週間ほど経つと青山椒の香りがオイルに移ってきます。

冷暗所での保存で半年ほどもちますので、風味の変化も楽しめます。


ちょっと小枝を取り除くのが面倒ではあるのですが、

今後半年青山椒を楽しめるならなんのその…!

お肉に乗せたり、オイルパスタに使ったり、

そうめんに入れても美味しかったです。


私はから~い青山椒が好みなので、

水にさらす時間は少なめ、結構潰してからオイル漬けにします。


山椒の「椒」には、芳しいという意味があります。

もともとは「椒」の字のみで「ハジカミ」と呼ばれていましたが、

同じく香り高い生姜が伝来されると、

生姜も「薑」の字のみで「ハジカミ」と呼ぶようになります。

そのため山でとれる椒を「山椒」と呼ぶようになったそうですよ。


山椒は殺菌効果が高く、

京都ではシラスを水を使わず調理し山椒と合わせることで

シラスを保存食として長く楽しんでいたそう。

ちりめん山椒ですね!

殺菌効果以外にも、

新陳代謝を高めてくれるので、デトックス、冷え性、

消炎効果は胃もたれに最適。

うなぎに山椒をかけるのは、少々脂っこいうなぎから胃を守るためなんだとか。


先人の知恵は素晴らしいです。


個人的なおすすめ山椒メニューは

舞茸と山椒のオイルパスタ

マチモで食べたことある方もいるかな?

山椒の新陳代謝促進、舞茸の豊富な食物繊維とMXフラクション、

そしてオリーブオイルのオレイン酸とポリフェノール…

これらを組み合わせることによりダイエット効果が高まるのです!


イタリアンやフレンチの前菜などでオイル漬けやマリネがよく出てきますが、

適量の油分は血糖値の上昇を緩やかにさせ、食べ過ぎ防止につながります。

こちらもフルコースを楽しむための先人の知恵です。


舞茸やオリーブオイルの話しはまたいつかに!


さて、

青山椒の旬が過ぎ去るまであと少し!

オイル漬けに使う青山椒ならまだ間に合いますので、

是非お店で探してみてくださいね♡

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